MECEを癖づけろ 〜その2〜

こんにちは。田口です。

昨日の記事の続きを書きます。

昨日は、ロジカルシンキングを身につける土台として

MECEの癖づけを話しました。

今日もこの続きで話をしていきます。

 

さて、早速問題です。

 

以下の分類はMECEでしょうか。

  • 日本のプロ野球チームをセ・リーグとパ・リーグに分ける
  • 人間を男性+女性+高校生に分類する
  • 楽器を電子楽器+木簡楽器+ギター楽器に分類する
  • 人間を大人+子供に分類する
  • 未成年を小学生+中学生+高校生+大学生に分類する
  • デザートを果物とお菓子に分類する
  • 清涼飲料水を炭酸と非炭酸に分類する

 

MECEに切れているかを考える練習問題でした。

改めて、MECEの考え方を徹底すれば、

機会損失を減らして、効率良くものを考えることができます。

常に問題事象を分解する際には心がけましょう。

 

今日はMECE分解する際の3つのポイントを伝えて、

意識をさらに持ってもらいます。

 

<MECEを使いこなすための3ポイント>

  • 「軸」を作る
  • 作った軸から全体像を明確にしてツリー図に
  • 完璧でなくていい。納得感が大事

 

こちらも例題で考えていきましょう。

問題:ワインをプレゼントしたい。どんなワインがいいかな?

MECEができていない解答例:
シャトーマルゴーは高いからコストパフォーマンスなら、チリですね。
でも、ちょっと高いのを混ぜるならカリフォルニアのモンダビなどもいかがでしょうか。
ボルドーを混ぜるなら、シャトーディッサンあたりが妥当ですね。
イタリアワインは私は好きではありません…

 

パッと思いついたワインの知識を散りばめたこの回答は、まったくもってロジカルではありません。

ここに「軸」を入れてワインをMECEで分解していきます。

何度も言いますが、漏れもダブりも無い状態を作り出します。

 

ここでいう軸、とは分解する際の「基準点」のようなものです。

具体的には・・・

・種類の軸  ⇒ 赤、白、ロゼ

・地域の軸  ⇒ 旧世界(フランス、イタリア、ドイツ、スペイン)
⇒ 新世界(カリフォルニア、チリ、オーストラリア…)

・ブドウの種類の軸 ⇒ 赤:カベルネ、メルロー、ピノノワール…
⇒ 白:シャルドネ、リースリング、マスカット

・価格帯の軸    ⇒ テーブル、プレミアム、スーパープレミアム

 

このように、どの軸で分解するかによって、展開が大きく変わります。

 

この「軸」が何かを考えながらMECEに分解し、

その時の問題意識に合わせてツリー図(樹形図)を作ってみると生理がしやすいです。

図は、種類 → 品種 の順番で軸を持たせてみました。

 

左側にある軸の方が優先順位(重要度)の高い項目です。

今回の問題で、相手が価格帯に重きを置くなら価格帯の軸を最初に持ってきて分解し、

その後、種類や産地で分解していくことで漏れもダブりもない選択を取ることができるのです。

 

この軸を考える問題を1つ書いて、今日の投稿は終了します。

 

問題です。

あなたはランチを食べに行こうとしています。「何処にランチに行くか?」をMECEに分解しなさい。

 

こういった問いで、10個の軸を何分で出せるかがポイントです。

スピーディ出せるように特訓していきましょう。

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